近年の不景気もあって医学部の難易度も上がっているのは周知のとおりです。にもかかわらず医学部に合格するのはとてもすごいことです。特に増えてきたとは言えまだ女子の数は男子よりは少ないため、女性が医学部に合格することは男性よりも快挙なのかもしれません。
優秀な人は相手にも同レベルのことを求めがちになる。
あらすじ
・優秀な女医さんが結婚をした。
・女医さんは夫にレベルの高い家事や徹夜の悩み事相談を要求した。
・既婚の大学院生がアドバイスしても女医さんは聞き入れなかった
・夫が浮気して離婚した
こんな人に読んでほしい
・優秀な女医さんの結婚生活について知りたい人
・お医者さんとの結婚に注意することを知っておきたい人
・優秀な人との結婚の成功させたい人
厳しくて優秀な女医さんの結婚
みゆき先輩は僕の2年上の人でした。みゆき先輩は仕事ができる人で僕はとても世話になりました。
僕はそんな先輩が少し苦手でした。
みゆき先輩は仕事から離れるととても気さくで、同じに医局にいる大学院生の人を誘ってしょっちゅう飲み会に行っていました。また料理も上手らしく、しょっちゅう医局にお菓子や何かを作って持ってきてくれていました。
その大学院生の中に久美子さんという人がいました。久美子さんはみゆき先輩と仲がいいというより、とても気に入られたみたいでした。
久美子さんはみゆき先輩と同じ年。
とある製薬会社で働いていて研究目的で大学院に入学されたのです。
みゆき先輩は付き合っていた研修医時代の同級生と今度結婚することになっていました。久美子さんはすでに結婚していたので、みゆき先輩の相談によく乗っていたようです。
優秀な女医さんの怒りの原因とは?
そんなある日、休憩室でみゆき先輩が久美子さんに向かって何やら言っていました。どうも怒っていたようです。
みゆき先輩が怒って休憩室から出てきたのと入れ替わりに、僕が休憩室に入っていくと久美子さんはため息をつきながらコーヒーを飲んでいました。
久美子さんは苦笑いしながら言いました。
って旦那さんはいさめたりもしたようだけど、今度は
とケンカになったよう。
おいおい、今まで何度もあったのかよ。
外科医だから仕事も忙しいだろうし、男の人に洗濯物の干し方が出来なくても許してあげればいいのに。
そんなことを言うと今日みたいになってしまう。
久美子さんはそう言いながら僕にコーヒーを準備してました。
僕はありがとうございますと言ってコーヒーカップを受け取りました。
そっか、みゆき先輩で悩んでいるのは僕だけでないんだと思うと少し元気が出てきました。
コーヒーの礼を言うと僕はまた病棟の方に戻っていきました。
怒りっぽい女医さんの結婚生活の顛末
その後みゆき先輩は離婚することになったようです。
段々旦那さんの帰りが遅くなったので興信所を使っていろいろ調べたようです。結果同じ病棟の看護師さんと浮気していたようです。
確かに浮気はよくないですが家事でだめ出しされたり、夜中まで煮詰まった話をされたりで息が詰まったんだろうなと思い、あまりみゆき先輩に同情できませんでした。
まとめ
できる人というのは何でもできる人がいます。でもみんながみんなできるわけでありません。もう少し肩の力を抜いていたらうまくいっていたのになあとも思いました。
お医者さんは優秀な人が多いので頼もしいのですが、同時に他人にも厳しい人が多いのでその要求水準を満たすことは大変です。
頼もしさと厳しさ、そのバランスが取れている人を探すことが一番なのですが、
厳しさ(こだわり?)についていってレベルアップをはかれる人・はかりたい人
厳しさ(こだわり?)を受け入れることが出来る、忍耐力に自信がある人
厳しさ(こだわり?)が気にならない、鈍感力がある人
ならお医者さんに限らず優秀な人と結婚に向いているともいえるでしょう。