皆さんこんにちは。今日はコンプレックスを持った医師の話をしようと思います。
エリート・ボンボン先生が「普通」にコンプレックスを持つわけ
僕が接してきたエリート医師が持つコンプレックスというのは大きく分けて2種類あるようです。一つは以前の話でもありましたが、自分より「上」に対して持つ普通のコンプレックス,もう一つは「普通ではない」というコンプレックスです。
子どもの頃勉強ばかりして、普通の人ならだれでもが知っているような
・アニメのキャラや
・お笑いのこと、
・スポーツの選手
といったものに全く疎かったりして、今までの人生で大事な何かを忘れてきたような感覚があるのかも知れません。
きょうはそんな「普通じゃない」ことにコンプレックスを持った医師と結婚できた「普通の女性」の話です。
3代目ボンボン医師が「普通」を教わった女性たち
僕の直接の知り合いではないのですが、「家光」と呼ばれる医師が居ました。家光先生はとある有名病院の3代目。有名私大であるKO大学医学部をでたあとそのままその医局に入った生粋のエリートです。
見た目も格好よく物腰も柔らかいため周りのナースからの人気も絶大だったようです。病棟の飲み会は時々あるのですがいつも家光先生の時は席の奪い合いなのです。ただなぜか、家光先生は39歳で独身なのです。
ある日の飲み会のこと、運よく家光先生の隣をゲットできた。看護師が話しかけます。
家光先生は付け合わせに箸を付けます。
ついでに先生とか言われるのも嫌なんだ。
看護師たちは眼を丸くして家光先生を見つめました。そして看護師同士でごちょごちょはなし、一人の看護師が言いました。
素直な家光先生は頷きます。
そんなわけでボンボンな家光先生は病棟の悪友たちに誘われて色んな所に行きました。居酒屋、カラオケ、B級グルメetc.普通の人には一般的なんだけど御曹司の家光先生にはどれもこれも新鮮なものばかりだったようです。
病棟の悪友たちは自信をもって御曹司先生を誘うだけのことはあって、揃いもそろって若くて美人ぞろいだったそうです。そして家光先生の周囲の人は、誰もがこの中の誰かと結婚するものだと思っていました。
ボンボン医師が選んだ結婚相手とは
それからしばらくたって家光先生が結婚することになりました。
ところが家光先生が選んだのはその中の誰でもありませんでした。どうも昔からの幼馴染だったとのこと。一目見てやろうと病棟の悪友たちは披露宴に勇んで出かけました。
確かに御曹司の結婚とのことでそれはそれは豪華な披露宴だったようです。ところがその肝心な新婦を見て全員絶句してしまいました。
顔は人並み、年も結構いってそうです。こんな相手に負けたのかと全員がっかりして帰りました。
後日談とまとめ
後日聞いた話では、幼馴染というのは真っ赤な嘘で結婚相談所で見つけてきたようです。
どうしてそんなことをしたのでしょうか?
ここからは推測ですが
若いナースと結婚すればいかにも世間知らずのボンボンが手練れのナースに引っかかったとも思われる。
逆にお嬢様と派手な結婚をすればいかにも浮世離れしたボンボンと思われる.
そう考えて結婚相手を選んだのでしょうか?
ここまで自分がエリートボンボンであることにコンプレックスを持っている例は珍しいですが、自分が世間知らずだったり、常識知らずだと思われることを嫌がる医師は結構います。
医師は結婚相手として看護師や女医などの医療職をそのまま選ぶ人は多いのですが、逆に医療職でない出来るだけ「普通」に近い人を選びたい医師も沢山います。
医師を相手にしたときは
「あなたは普通じゃない」
という点を自覚させる手は有効かと思います。
皆さん、チャンスですよ。