こんにちは。以前女王様嫁のお話をしました。
同じ女王様でも最初から女王様だけではなく、最初は猫をかぶっているのか、本当に普通だったのが女王様化していくパターンもあるようです。
これを女性視点から考えると、
・最初から女王妻になることがはばかられる人、
・子どもを作るなどの地固めして相手を逃げにくくしてから本性を出したい人
には参考になるかもしれません。
時間がない人は要点だけでも
変貌型女王妻になるパターンがいくつかあるが、夫は家にいない。
夫が家にいなければ自然と女王様化していく。
幸せとは限らない
女王様嫁を作ったのは誰?
これは僕の同僚D先生の話なのですが、この間の女王様嫁のお医者さんとは別人です。
そのお医者さんは新婚だったのですが、仕事が終わってもなかなかうちに帰らないのです。で、何をしているかというとパソコンでオンラインゲームをやっているようでした。
新婚なんだし仕事も終わったのだからさっさとうちに帰ればいいのに、僕はそう思いながら聞いてみました。
D先生は僕の方を向かず、ずっとゲームに向き合っています。
D先生は僕の方を向きながら言いました。
実はこのD先生の奥さんとは僕は古い知り合いなのですが、とてもおとなしい感じの人だったんですよ。こんなことを言うなんで信じられませんでした。
夫が帰ってこないので変わったのか、もともとこういう人だったのか。
僕にはわかりません。
いずれにしろ大人しい彼女がいつの間にか女王様化してしまったようです。
ずっとうちに帰らなかった医者の妻
これは別の先生の話なんですが、
この人の医局はとにかく転勤が多く、子どもが生まれた約10年前からずっと県外で働いていたらしく、子どもと一緒に暮らしたことがほとんどなかったようです。
今年になって自宅の近くにある病院に転勤になり、晴れて家族で暮らすようになったようですが、子どもはなつかず自分の家なのに居心地が悪いようです。
そのため仕事もないのにやたらと病院に居残り、後輩の先生を誘っては毎晩のように飲みに行っているとのことでした。
これは医局のせいもあるし、このお医者さんが上手くフォローできなかったせいだとみんな言うのですが、僕は違うと思います。
そもそも転勤は子どもが生まれた前後でしたから、別に学校とかの問題があるわけでありません。
すぐは無理でも一緒に転勤について来ればいいのです。
最初から奥さんの方がこの生活スタイルを頭に描いていたとしたら、、、
これは猫かぶり型の女王様なのかもしれません。
お医者さんが妻に相談もせずに親を引き取ったら
これは僕の病院に入院していた患者さんの話なのですが、どうも息子さんがこの近くの病院で救急だか何だかのお医者さんをしているようです。
その息子さん(お医者さん)が、離れたところに住んでいた親(患者さん)を自宅に引き取る条件で、僕のいる病院に連れてきたのです。
患者さんには問題があって誰かが見ていないと勝手に動いて転倒するのです。
こういう患者さんを自宅退院させると、自宅にいる家族に負担がかかります。
そのため老人保健施設などの施設入所になるケースも多いです。
そういったことを患者さんの入院時に息子である救急のお医者さんに話をしたところ、
という言葉をもらったので、自宅退院を前提にリハビリや退院準備をしていました。
自宅退院を進めるなら、退院後の生活指導などを家族と詰めていかないといけないのですが肝心な息子さんの奥さん、患者さんのお嫁さんが病院に来てくれません。
今になってみれば
最初の入院時に奥さんが来ていないことからおかしいと考えるべきだったのですが、
その息子さんの自信満々な態度に納得してしまっていたのです。
息子さんの奥さんに何度問い合わせても連絡がつかないので、息子さんに教えてもらったお嫁さんの携帯に連絡をしました。するととんでもない事実が判明しました。
お子さんの受験だとかなんとかで、
奥さんは患者さんがうちの病院に入院する前から自宅にはいなかったのです。
でもよく考えてみるとその時は3月末、とっくに受験なんかは終わっているはずなんですが、、、、、
しかも大学受験にずっと県外に付き添う親ってどうなんだろう?
いろいろ疑問に思うことが出てきました。
結局誰も面倒を見る人もいないし、入院期限は迫るし、すっかり困った僕は息子であるお医者さんに再度連絡を入れました。
すぐには返事できないので数日待ってくださいとのことでした。
数日たって息子さんはこういいました。
施設に入れますと言ってもすぐには入れません。
入院期限も迫っていたのであわてて何通もの紹介状や診断書をかいて、何とか一時的な施設を探し当てそこに入所してもらうことになりました。
かわいそうなのはその患者さんです。
息子とその嫁が面倒を見てくれると思っていたのに誰も面倒を見てくれる人はいません。
入院した時から退院するときまで「〇〇(もともと住んでいた家)に帰りたい」とずっと言っていたのが切ないです。
患者さんが退院した後看護師さんに言われたのですが、
息子の方は何も考えず親を引き取ることを決めたけれど、
奥さんは最初から引き取る気はなく、子どもの受験にかこつけて逃げたのだろう
とのことでした。
僕が思うに「奥さんは夫である息子さんの言うことに従順だった」、少なくとも夫である息子さんはそう思っていたのかもしれません。
この奥さんは変貌型、あるいは隠れ女王妻、その両方かもしれませんね。
今日は変貌型女王嫁の話をしました。いずれもツワモノですが彼女たちは好きでツワモノになったわけではないのかもしれません。そう考えると女王は女王でも悲劇の女王ともいえるでしょう。