こんにちは。
なんで皆さんはお医者さんと結婚したいのでしょうか?その理由の一つとして生活の安定ということがあると思います。
確かに仕事にあぶれる可能性は今のところ低く給与額も世間的には高値安定しています。ではそれが一生続くのでしょうか?
お医者さんにはお医者さんのお金の事情というものがあります。お医者さんと結婚したい人にはぜひ押さえておいたほうがいいと思います。
お医者さん歴〇十年のしたちゃんがお話します。
時間がない人は要点だけでも
・お医者さんの年金・退職金はほとんど期待できない
・退職金はゼロと考える
・理由はお医者さんの働き方による
・年金や退職金はなくともその対策はある
こんな人に読んでほしい
・お医者さんと結婚すれば老後は安泰なのか知りたい人
・お医者さんの年金退職金事情について知りたい人
お医者さんの退職金・年金事情
そもそもなんでお医者さんと結婚したいと皆さんは思っているのでしょうか?お金持ちそうだから、頭がよさそうだから、それとも、、、
では何でお金持ちがいいのでしょうか?贅沢できるからという人もいるかもしれませんが、最期までお金の心配をしなくていいと考えている人も多いのではないでしょうか。
特に老後のお金の心配をしたくない人はこれから話すことをよく覚えておく必要があります。
お医者さんの年金は少ない。人によっては国民年金だけ、それもろくに払っていないかもしれない。です
会社員の場合給料の一部が年金とか退職金とかのために天引きされていることはご存知と思います。それで退職したときに退職金を、65歳が過ぎますと年金がそれぞれ支給されるわけです。
ところがお医者さんの場合、年金と退職金が充分に積みあがっていない可能性があります。それはお医者さんの働き方がサラリーマンと比べて特殊であるためです。
お医者さんは大学医学部とか医科大学とか卒業し、国家試験に受かって初めてお医者さんになります。最初は研修医として大学病院や町の大きな病院に勤めるわけです。
研修が終了すると今度は大学院に入ったり後期研修医になったりで別の病院に勤めたりします。その後も腕を磨くためにあっちの病院、こっちの病院と転々とし40も半ばくらいになってようやく一か所の病院に腰を落ち着けるといったライフコースを歩みます。
これだけで勘のいい人はお気づきだと思いますが、
数年ごとに退職、転勤を繰り返しているのでまず退職金はもらえないか、あっても雀の涙です。
詳しくは公務員の退職金の早見表をご覧になってください。大企業も似たようなものですが退職金は勤続15年程度過ぎたあたりから急激に増える仕組みになっています。
お医者さんでも同じ病院に何十年も務めるケースがないわけではありませんがおそらく少数派です。そのためお医者さんの退職金は0円ベースで考えたほうがいいでしょう。
次に年金についてですがこちらは転職してもそのまま厚生年金に積み立てられますので退職金ほど悲惨ではありません。
ただ、大学病院勤務が長い人は注意して下さい。
大学院生や研究生という扱いですとその間の厚生年金は積み立てられません。
それどころか国民年金のほうも会社員ですと会社が半分持ってくれるのですが、大学院生や研究生はフリーターと同じですから会社が払ってくれる分も払わなくてはなりません。単純に考えて会社員の倍払うことになります。
そして通常の病院に長く勤めていれば収入が高いので将来もらえる厚生年金はそれだけ高くなりますが、大学病院では基本給が安いため厚生年金の計算のもととなる標準の報酬額が安くなります。その結果大学病院に長く勤めれば務めるほど、将来もらえる厚生年金は少なくなってしまいます。
さらに会社員の場合企業によっては企業年金というものがありますがお医者さんにはそれはありません。
以上の理由でお医者さんの年金はその収入の割には少ないのが一般的です。
対策
一方でお医者さんに有利な点もあります。お医者さんの収入は常勤で勤めている病院だけではないということです。大抵はどこかの病院で当直とか外来とかのアルバイトをしています。このアルバイトの収入は1日8万円前後になります。源泉徴収引き後になっていたりします。そしてここから厚生年金積立などの天引きはされていないことがほとんどです。
よく話の内容がわからない方もいらっしゃるかと思いますが、簡単に言うとアルバイト収入がある場合、会社員や常勤医の収入と同額なら手元に残るお金が多くなります。手取りが多いとも言えます。
年金の場合お医者さんが常勤で1年多く働くと大体7-8万/年多くもらえるようになりますが、アルバイト収入が1年あれば元がとれてあまりあります。
つまり普通の会社員と同収入でも手取りは増えている計算になるのです。
この分を蓄えるだけでも年金や退職金が少ないことへの十分対策になると思います。
それ以外にも保険や投資などでさらにお得になる方法もありますが、また別の機会でお伝えしようと思います。
お読みいただきありがとうございます
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