こんにちは。何度も出てくるかと思いますが、お医者さんは頭がいい代わりにいろいろ変わったところがあるひとも多いです。
空気が読めないとか、マイペースすぎるとか、すぐ怒るとか、そういう人はお医者さんでもモテないです。みんなこういう人は切って捨ててしまうのでしょうか。
勿体ないことです。
こういう人はちょっとしたサポートで理想的な結婚相手になる可能性があるのです。今日はそういうお話です。
時間がない人は要点だけでも
・とても博識だけど空気が読めない医者がいた。
・腕はいい医者だが、サポートが無いとその腕を発揮できない
・欠点があってもサポートがあれば、理想的な結婚相手になるかもしれない
こういう人に読んでほしい
・いいお医者さんと出会いが無いと嘆いている人
・変わり者のお医者さんのことを知りたい人
・発達障害かも?なお医者さんが気になる人
・どうしてもお医者さんと結婚したい人
とても人懐っこいお医者さんとの出会い
僕がある地方の病院に転勤してきたときに真っ先に声をかけてくれた先生でもあります。
年のころはもう60をとうに過ぎていて頭は真っ白でした。
その病院になじめたのは明らかに明日部先生のおかげでした。僕は今でも感謝しています。ただ話してくるタイミングや内容がおかしなことばかりなのです。
明日部先生はことあるごとに何かいろいろ言ってきます。
なんだかどれも難しくてマニアックで、教養がない僕にはちんぷんかんぷんな話ばかりでした。だから僕は適当に相槌をうっていただけなのです。
休憩時間の和やかなひととき・・・ではありません。
僕が急いで紹介状を書こうとデスクにかじり付いている時なんかも、後ろから
こういういつの間にか話しかけられていた(?)パターンもあります。
今日も宇宙のダークマターとかいう物質の話を延々とされて疲れ切っていると、後ろから中条先生が話しかけてきました。
普段は真摯な中条先生が、、信じられない。
変わり者の医者の実力は?
そんなある日、明日部先生の患者さんが急変したとかで病院全体にオンコールがかかって僕も駆けつけました。みると患者さんは今にも息が止まりそうです。
明日部先生はものすごい勢いで怒鳴っています。でも指示ではなく独り言のような感じです。
僕を含めたそこに居た人たちはチンプンカンプンです。とりあえずモニターを患者さんにペタペタ張ったりしていました。
でもそこに居た看護師長さんはちがいました。さっと明日部先生に近づくと気管チューブを渡しました。
といって鮮やかに挿管します。その人は首が短くて太そうなので難しそうな人だったのですが。
そして若い看護師が点滴をさすのに手間取っていると、看護師長さんが中心静脈用の点滴セットを明日部先生に渡して、明日部先生はあっという間に太い静脈に点滴ラインを入れていました。
太った患者さんに対する
気管内挿管・中心静脈栄養はとっても難しいのです。
明日部先生の腕はとても鮮やかだったのですが、口ではあれとかしか言わず患者の一命をとりとめたのです。
命を救った後の変わり者医者
どうにか一通りの処置が済んだところでホッとしたのでしょうか、明日部先生は看護師たちを相手にまたよくわからない話を始めました。
みんな明らかにつまらなそうな顔をしていたのですが一人師長さんだけはうんうんと聞いていました。
間もなく気が済んだのか、明日部先生は病棟を後にしました。
看護師長さんはゆっくり首を横に振ります。
僕はにわかには信じられませんでした。ただ急変時の手技もそうなのですが、複雑で難しい患者さんの治療法を明日部先生にコンサルトしたりしているうちに、明日部先生はとても優秀な先生であることが分かりました。
まとめ
ここで明日部先生の特徴についてまとめてみます。
ただパニックになった時は看護師長さんのように的確なサポートが必要になります。
発達障害の疑いがあるような人はたとえ医者でも人からは避けられることが多いでしょう。でも困っているときにあなたが
・意図するところを読み取ってサポートしたり、
・話を聞いて苦手とする部分をそっと補ってあげたりすると
得意とする能力をいかんなく発揮できて、男性としてもとても頼りになる可能性があるのです。
一見変なお医者さんでも、ちょっとしたサポートでとても理想的な結婚相手にならないか?
そんな視点を持てばいい医者婚につなげることが出来るかもしれないので頑張ってくださいね。