こんにちは。お医者さんは頭が良い代わりと言っては何ですが、それ以外の部分が変わっていたり欠けていたりする方が多い気がします。その中で今日はそんな変わった先生の話をしようと思います
超高学歴のお医者さん
ぼくの後輩のお医者さんで京都大学出の人がいます。京都大学は言わずと知れた東京大学とともに日本でいちばん難しい大学の一つです。そこの医学部なんてどうですか皆さん。そんな人の頭の中身、想像つきますか?
そんなある日のこと。僕は上の先生から期待の京都大学出の司馬先生の指導係になってくれと言われました。
僕はしがない地方医大の出身ですからその司馬先生にすっかりビビってしまいました。
さっそく期待の新人司馬先生の歓迎会です。
関西弁なのですが吉本の芸人さんのような感じというよりは上品な京ことばな感じがしました。
その時は上品で人当たりのよさそうで非の打ちどころのない人だと思ったのですが、、、
超高学歴医者がクレームの嵐を受けたわけ。
そんなある日のこと石川先生が医局の休憩室に飛び込んできました
いつも冷静な石川先生らしくなく息せき切っています。
普段物静かな石川先生らしくない言葉遣いにびっくりです。
石川先生は大きくうなづくと続けます。
僕は司馬先生を探したのですがどこにもいません。しょうがないので病棟に行ってみるとナースステーションの詰め所でご飯を食べていました。
彼はゆっくりとご飯を食べ続けます。
それでもご飯をゆっくり食べています。さすがに僕もちょっとイラっとしました
そこまで言って初めて彼は弁当箱を片付けてナースステーションを後にしました。
僕はほっと一息ついて医局に戻ろうとしたら看護師の大槻さんに呼び止められました。
あまりお医者さんでナースステーションでお昼を過ごす人はいないので変わっているなあと思いました。
僕は大槻さんに睨まれてすごすご医局に戻りました。
僕がちょうど医局に戻ったころ、石川先生が勢いよく医局から飛び出してきました。僕に気付いているのか、いないのかちょっと肩が当たりましたがお構いなしです。
僕が医局に入ると司馬先生はまたゆっくりお茶を飲んでいました。
といってゆっくりお茶を飲みほしていました。
超高学歴医者のその後
なんか一緒にいるだけならあまり問題ないのですが空気を読めないというか、不注意というか、僕は専門ではないのでわからないのですが一種の発達障害なのでしょうか?
司馬先生はこの後も臨床にしろ研究にしろ失敗を重ねてしまいます。しばらくして僕は地方の病院に転勤になったので結末はよくわかりませんが、この間送られてきた医局名簿には彼の名前はありませんでした。
今度確認してみようと思います。
まとめ
皆さんどうでしょうか。司馬先生みたいな人。
お医者さんの中には頭が良すぎると同時に
話が通じない、不注意、仕事が全くできない、、、
という人もいます。
もし発達障害だとしたら今後生きていくのは大変かもしれません。でも司馬先生は幸い医師免許を持ってはいるのでくいっぱぐれることはないと思います。
たとえば田舎の介護施設とか健診センターの問診とかやれる仕事はあるかと思います。
お金持ちにはなれないかもしれませんが、悪気はなくむしろ根は良い人も多いので、こういう特徴を受け入れられる方なら奥さんになっていいかも知れませんね。